2009年 03月 09日
二日目の旅は長崎市内から別府へ |
原爆を投下されて喉の渇きから、水を欲した子供の日記が書かれている碑がありました。水を飲んでは
命がなくなるといわれ、禁止されても喉の渇きにたえられずに油の浮いた水をのんで、他界した人々の心情をガイドさんが切々と話されるのを聞き、改めて戦争の悲惨さをかみ締めました。
今回長崎市内観光といっても平和公園、カステラやさんと鼈甲やさん、めがね橋のみでした。
江戸時代からつづいている鼈甲やさんに飾られてあったもの。鳥かごは宮内庁御用達の品。これ鼈甲ですよ!
硬い鼈甲をこの様に曲線にするのはすごいことではないですかぁ?
長崎から柳川へ向いました。これは「お花」と名づけられた旧家のレストランで名物のうなぎです。
ご飯が茶色になるまで、甘辛い味がしみこんでいて、ちょっとくどいな。名物だそうだけど・・・
柳川ってモノクロのイメージじゃありませんか?
この日は快晴のせいか物寂しい風情はなかった。
そぼ降る雨は観光にはない方がいいけど、ここでは降ってもらった方が趣が出る!
ここのお花では蔵を改装して展示があるのですが、「さげもん」が展示されてました。
先日行った稲取と、山形の傘福と柳川のさげもんが日本三大つるし飾りとなっています。
こちらのお屋敷に飾られていたものは↑華やかというより、彩度がおさえてあり品の良さが感じられました。
ひとつひとつ丁寧に作られています。
柳川じゃ、柳川じゃと歌った北原白秋の生家も見学しました。
大きな酒問屋だったんですね。
白秋先生も最後は芸者遊びがお盛んだったとかなにかで、読みましたが、作られている詩と実態が結びつきませんね。男はみんな・・・なのでしょうか。
驚かされたのはこれ、あさひ蟹というのだそうです。堀の近くの魚屋さんで。よく小学校で標本になっている兜蟹みたいですね。おいしいんだそうです。1杯1000円。怖いながらも食べてみたかったのですが、夫が嫌そうな表情をしていたので、アキラメ。(食に対して冒険心がないのが、ちと不満ではありますが)
私のカメラでは九州の雄大な姿を写すことは出来ませんが、気分だけちょっとね。
宿泊は一人4000円アップしてのホテルだったのですが、写真に載せた~い!と思えるようなものでなかったので、割愛いたします。かえすがえす美味しいお魚食べたい!!
ホテルの売店で小鹿田(おんた)焼きという陶器をみつけました。網のような筋がいくえも並び、沖縄のものと似ていると思い、説明書きをよむと、我孫子にも関わる民芸運動の柳宗悦、バーナードリーチがこの地を訪ね広く内外に紹介されたということで脚光を浴びました。小鹿田焼きは朝鮮系登り窯から生まれる素朴な民陶雑器の呼び名だそうです。
by rui-studio
| 2009-03-09 17:08
| 日記