2010年 02月 23日
大きな織り機と |
わがstudioにはひと坪弱ほどの織り機があります。通常レッスンでつかっている織り機は
踏み木が2本ですがこれは8本ついてます。
そしてこの8本ついているということはそれだけ複雑な行程を経て、複雑な手織りが出来るということなんですが、日ごろ、織りを自由に楽しみたい私はこれはほとんど使っていませんでした。
なんたっていつもの織り機は創始者が「好きに好きに織って」と言われるように織り方に規制をかけません。
その人の独自の思いで、すすめて良い織りなんです。
今回、山の見える所に住みたい、縁側のある家に住みたいという念願がほぼかなったところに工房を持つことが出来ました。
ですから両方を渡り歩くことになるのですが、いいとこどりで、
都合のよいところで織りをするということが出来るようになりました。
で、ほんとうに久しぶりにこの織り機の織り方を復習してみることにました。
これは最近のものと以前だされたものですが、彦根愛先生の手織りの本です。
藤沢にいた時に彦根先生に自宅に来ていただき、この織り機自体のこと、使い方など詳しく丁寧に教えていただきました。
あれから6,7年たった今思いだしながら組織図を書いてみました。
織り機の種類としてはろくろ式、レバー式、天秤式と三種類あります。
いつものはろくろ式で、レバー式もよくつかっていたのですが、天秤式は余りやっていないのです。
これが組織図といって複雑な織りはこういったものを書いてから糸を織り機にかけます。
左は先生の本から、右は私がつくったもの。
作りあげた時に先生のものと比べるとタイアップのところで違いが出てきました。???
×印が私のところにふたつ足りません。
それで、教えていただこうと先生に連絡すると
「一日かけていらっしゃるのはもったいないから、FAXを送って下さい」とのお返事でした。
ということで、自作の組織図をお送りしました。
「浅見さんのはあってるから私の本が間違っているかもしれない。だとするとH.Pで訂正をすることになると思います」と驚愕のお言葉!「えぇ?そんなことあるのでしょうか!」
しばらくして再度先生からお電話をいただきました。
「とてもよく似ている組織図だけど、二列目が少し違うんですうす眼をして見てみて。浅見さんのはハック ア バックで、本はハックレースでした」
というご連絡をいただきました。とんだご迷惑をかけてしまいました。
彦根先生・・・大変失礼いたしました。
そしてその少しの違いからそれらの織りあがりの違いも丁寧に教えて下さいました。
お忙しい所、お付き合いをいただいた上に丁寧なご指導をいただきこころからお礼を申し上げたいと思っております。
(こうして書いても、先生にはこのブログはお伝えしていないので、声がとどかないと思いますが)
先日、修理にだした紡ぎ機はまだ、戻ってきませんが、是非彦根先生のところで教えていただこうと思っております。
ちなみに彦根先生は北千住にお住まいなので、我孫子からは電車で、20分くらいでしょうか。
今度は近い~
紡ぎをなさりたいというY.Kさんをお誘いして行ってこようと思います。
by rui-studio
| 2010-02-23 18:12
| 手織り